10日目 (11月15日 木曜日) 大部屋日記

お見舞いに来た、My Family

今日は夜の1:30に起きました、って言ってもまた寝たんですけどね。

左隣のベッドのおじさんのイビキがウルサイんで、まぁ大部屋では、イビキや寝言や屁の音は年中だし、お互い様なんですが

右隣のオッサンが、やたら気の短い人で、目が醒めると電気付けるんですよ。

で、その明るさで起きちゃったんですね。

右隣のオッサンはイビキや寝言のたんびに電気を付けたり、「チッ!」と舌打ちしたり、「ウルセ〜ナ〜」とか言ったり、なにかと短気な部分を見せつけてくれるんです。

そんなにイヤなら個室に移ればいいんですが、一日8.000円が払えないのか思いつかないのか協調性に欠けてますね。

大体、アンタこの前まで一日中しゃっくりしてただろ、全く自分はタナに上げてるんですから、あんな大人にはなりたくないなぁと思うってゆ〜か自分ももうオッサンなんですけどね。

ま、こんな部分も含めて大部屋の方が面白いだろうなぁと思っていた私は、人間観察ができて面白いです。

タバコを吸う所で知り合ったオジサンや一緒に風呂に入ったオジイチャンやら、やっぱり大部屋で人間と知り合いになる方が暇で暇で仕方ない入院生活では小部屋よりも随分と退屈しないで済むと思います。

まぁ小部屋の方が看護婦さんとは仲良くなりやすいとは思いますが、まぁ大部屋でも、あんまり遠慮しないからなぁ私は。

とはいえカワイイ看護婦さんには彼氏がいますね、やっぱり。それとも俺が嫌われてるのか?

「歯医者さんなんですって?」って看護婦の皆さんが聴きますから、きっと申し送りの時に言われている事でしょう。

ヤでしょうね、医療関係の人間を相手に医療するのは、ムンテラの時も「まぁこんな説明は釈迦に説法になってしまうんですが...」とか「私はまだ経験が浅いんで...」なんて主治医が言うのは、他の患者さんだったらビビッてしまいます。

まぁ今日は暇ってゆ〜か、だんだんお粥が堅くなっていくだけで、やる事はないですから夜眠れなくても昼寝すりゃぁいいだけなんですけどね。

午後になって診療所のスッタフがひとりお見舞いに来てくれました。

メールで状況は聞いていたのですが、やっぱり大変みたいです、診療所。

とは言え、検査ばかりで治療らしい治療をしていない私は心配ですので、食べても痛みがでないってなったら退院します。

「こないかも」って言っていた嫁さんが子供と義理の母とお見舞いに来てくれました。

一応、今日から全粥なんで、明日から常食になります。これで大丈夫なら退院なのですが、今日からチーズ蒸しパンとかベビースターラーメンとか食べて痛くならないか実験しています。

これは、夕方にこっそり近くのコンビニまで行って仕入れてきた物です。

しかしベビースターラーメンって止まらなくなりますね。

どうやら、右隣のオッサンは看護婦に言って、寝る時は部屋を変えるみたいです。これで夜中にライトで起こされる事もなくなりますね。

周りの人にイラついてくるなんて、きっと私も体力が回復してきているんだろうなぁと思います。

次の日へ続く