5日目 (11月10日 土曜日) なにもない日

起きたのは7時、やっぱりお茶のサービスです。飲めませんが...

御飯時に隣からの臭いがダメで、タバコに逃げています。

しかし今日はあいにくの雨が続いています。屋上も一階もふきっさらしの場所に喫煙所があるので、仕方なく濡れながら一服しました。

朝から今日は何もする事がありません。

MRIは午前中のみなのですが、土曜は予約でいっぱいなのだそうです。トホホ。

STAR WARS のDVDは特典の時間が長く、まぁまぁの暇つぶしにはなりました。

朝と昼と夜の検温と血圧測定以外には何もない日ですから、テレビを見るか、本を読むか、パソコンいじるかしかありません。

昼になっても同じ事です。雨は一向に止みません。

今日はイベントらしいものがないので病院での日常を書きましょう。

右隣のオジさんは肝臓が腫れているため横隔膜を刺激するのか一日中しゃっくりをしています。とてもつらそうです。

斜め右前のベッドのおじいちゃんは、たまに隣のオジさんに大声で話し掛けますが、何をいっているのか誰も理解できません。

なまっている訳ではない様なのですが、きっと少しボケてます。

入り口近くでいつも口を開けたまま寝ているおじいちゃんは、自分では御飯を食べられないみたいで、よく介助の人が「もう少しだからガンバッテ!」と声をかけています。

左隣のオッサンは年中トイレに行きます。タバコを吸いにいって帰ると必ず会うのですが、よくオナラもします。

病室はこんな感じです。しゃっくりの「ウッ!...ウッ!...」を聞きながら、大声の寝言やいびき、オナラの音がBGMです。

個室もあるそうですが、なにせ入院初体験の私にとって、ナースコールって押しづらいものなんですよ。

だから誰かが押して看護婦さんが来た時に「すいませ〜ん、点滴終わってるんですけど」とか言うのです。

シャイだからね。

もちろん訪問診療で病院事体は慣れてるのですが、雰囲気に慣れるには時間がかかります。

「あの時、『お酒飲みなさい』なんて言わなきゃ良かった...」と泣く奥さんの肩をたたく母。(ダンナさんは脳梗塞)

「毎年、入院してるんだ」と病院の内部を詳しく話してくれるオジサン。

「後、どれくらい待てば診てもらえるのですか?」と泣く子供と待ちくたびれた母。

気が滅入りはしませんが、元気が出るものでもないですな。

で、夕方になって嫁さんと息子と娘が来ました。シャワーを浴びて、着替えて、チョット話をしたら帰りました。

暇だとど〜してもタバコの量が増えます。とはいえ働いている時の半分ですが。

明日、嫁さん来るまで待てるかなぁ。

点滴をゴロゴロ転がしながら、ちょっと離れたミニ ストップまで行こうかと考えております。

それでは、おやすみなさい。

次の日へ続く